UPCYCLE
01.
ENSO ANNULUS
アニュラスプロジェクトは、地域の社寺や伝統工芸の保全に向けて、
多様な人々がつながり合う仕組みです。
自然の循環とコミュニティの繋がり
アニュラス・プロジェクト
伝統工芸の職人・クリエイターが社寺の伐採木や廃材をアップサイクルし、製品に付与するブロックチェーンにより社寺や職人へ販売益を還元する仕組みの構築に取り組みます。また、購入者や支援者との交流プログラムとNFTトークン発行により、文化資源を軸とした関係人口の創出を図ります。
02.
NEWS
03.
ABOUT
背景となる社会課題
全国各地の社寺・名刹等の文化資源は、
運営を支えてきた檀家や氏子といった貢献者が減少し、
庭園や建造物等の維持管理が困難になりつつあります。
また、多くの伝統工芸のメーカー・職人は、
近代の流通構造の経済合理性から抜け出せておらず、
制作物の付加価値が作り手へと還元される仕組みが不足しており、
工芸文化を継承する若手の育成や、
就労環境の改善に取り組みにくい結果として、
担い手不足の状況にあります。
社寺・名刹や伝統工芸品等、
日本文化の美しさを将来世代に引き継ぐためにも、
文化資源の守り手・作り手へと利益を還元する仕組みや、
新しい支え手の育成が必要になっています。
社寺×伝統工芸によるアップサイクル
社寺の庭園の伐採木や建造物の廃材を、複数の産地の伝統工芸の職人とデザイナー・アーティストによりアップサイクルし、工芸品や調度品に生まれ変わらせます。
ブロックチェーンとNFTトークンによる
新しい支え手コミュニティの形成
アップサイクル製品には、ブロックチェーンにより素材の由来となる社寺や製作者の証明を付与するとともに、購入者も記録し、購入金額や購入後の貢献度合いでNFTトークンを発行、社寺や製作者と交流できる仕組みを導入します。
具体的には、工芸品を持ち寄っての交流会への参加や、SNSでの発信等、時代に合った工芸品の使い方や提案等に貢献する購入者には、NFTトークンを発行、特典を利用できる等、新しい支え手コミュニティ=アニュラス(円環)コミュニティの創出を図ります。
ブロックチェーンによる社寺や製作者への価値還元
社寺や製作者(職人、クリエイター)には、製品やその関連メディア等が流通する度にロイヤリティが還元される仕組みとし、社寺や伝統工芸技術といった、地域の文化価値の保全を持続可能とする取組を目指します。
アニュラス(円環)コミュニティの活性化に向けて
社寺や伝統工芸の保全や、循環型消費に共感する方々がつながり合うアニュラス(円環)コミュニティの形成に向けて、アップサイクル製品のご購入や、リアル・オンライン双方での文化交流活動のご案内を展開して参ります。
アニュラスコミュニティの参加者のみなさまには、購入を通じての文化・環境保全への貢献に留まらず、自らの楽しみ・行動が、空間(地域)や時間の制約を超えて、他者の幸せや未来の文化価値の創造につながっていく新しい体験をご提案いたします。
04.
FLOW
伝統の森づくりにより育まれる樹木
社寺に用いられる建材は、伝統的な建築様式にも合う素材となるよう、森づくりの段階でも先人から受け継がれた施業の技が駆使され、大切に育てられます。時には、境内で人々に見守られながら育った名木が建材となる場合もあります。
森の中から材として選ばれる
さまざまな変化が連続する自然環境にさらされながらも、大きく成長した樹々は社寺建築等の素材として吟味され、人々の手によって建材として活用されることになります。日々の手入れを含め管理された材木となるまでには多くの人手が必要となります。
素材の表情を読み丁寧に
自然素材を扱う日本の建築技術は近年、世界遺産として登録されるなど、天然の素材の長所を生かし、長い年月に耐えうる高度な建築・造作物を作り上げる技術として、世界中から注目を浴びています。一方で高い技術の修得には長い期間が必要となるため後継者の養成も大変に重要です。
適材適所に用いられる素材
多くの素材のそれぞれの特質を生かして建築物は組上げられていきます。木材は元より、金属・土・石・茅・紙などの自然素材から多くの職方の手で加工され、丈夫でありながらやがてその使命を終えても、自然環境にそのままの姿で戻っていく、自然の循環と同じサイクルを持った素材群です。
風雪を耐え新たな素材へ
時に厳しい自然環境から、人間の生活の基盤となる建築空間を守り、美しく構成する素材としての役目を終えた建材は、さまざまな表情を刻み、建築の構成要素としての強度を失ってからも、時の変化をまとった新たな価値発揮することになります。
唯一無二の静かな存在感
植物が新たな生命としてこの世に現れ、育まれ、人間の生活環境のために長い年月を建築素材として活用されたのち、クリエーターの新しい視点や、繊細な職人の手仕事によって、新たな作品へと昇華された素材は、人々の手に渡り日常の中で親しまれることになります。
05.
OPERATING BODY
運営団体
アニュラスプロジェクトは、以下の団体により運営しています。
事業運営
高野竹工株式会社
企画・製作
鍛工舎
YANOBI
株式会社伊藤平
システム開発
インフィルデザイン株式会社
06.